lamia

'drawing follow the feeling'

約束

f:id:lamialure:20171110134315j:image“torch”のリリースがようやく落ち着いた翌日、この日は久々にプラグ作りの作業は何もしないでのんびりしようと決めたが不意にアイデアが思い浮かび方眼紙と鉛筆を探して回る。

貧乏暇無し、結局何かをしていないと落ち着かない性分なので仕方ない。

結局そのまま、長らくテストを重ねている幾つかのプロトの中で次にリリースするものを思案していると電話が鳴る、例の台風で二週続けて先送りになっていた釣行の話だ。

この週末はやや冷え込むようだが気持の良い天気になりそうなのでとても嬉しい。

ご一緒頂く”Slowtaper”の林さんは膝を痛めていて今回は私の所有するシーニンフと同形の”LOWE” の10ftを用意した、12ft、14ftは浮かべた姿がとても綺麗だが、軽量で少しズングリとした後期の10ftは愛らしく私的にはお気に入りのジョンボート。

膝を痛めながらもフィールドを熟知している林さんが操船して下さった訳だが、10ftがなんだか似合わなく見えて失礼ながら笑ってしまった。

f:id:lamialure:20171111183636j:image予想通りと言うと悲しいが結局魚の顔は見れずじまい、しかしそれ以上の収穫は幾つもあった。

悩んでいたプロトのことやキャスティングの技術はもちろん、カメラやファッション、くだらない話しも沢山した、強いて言えば中年特有の健康の話題が多かったかな(笑)。

しかしそんな話が出来る様になったことが、実は一番の収穫なのかもしれない。

f:id:lamialure:20171111184250j:imageそれにしても林さんのキャストの美しさには毎度見とれてしまう。

優雅なキャストは飾りではなく技術、身につければプラグの使い心地を突き詰めることにも繋がると知る。

まだまだ修行の身だが既に実感するのは一日中キャストしても疲れが少なくなった、何年でも時間をかけて習得出来ればと思っている。

f:id:lamialure:20171111184647j:imagef:id:lamialure:20171111202747j:image今回”torch”にレギュラー以外のカラーを幾つか塗らせて頂いた。

イエローブラックスポットとブラウンバックパロット。

キャスティングと同じく、技術を磨き何年かかってもこの店主を唸らせるようなスポットを吹くことが目標の一つ。

余談になるが”Slowtaper”のblogにて私の悲壮感漂う顔がアップされていて笑ってしまった。

次の釣行では、レトロな眼鏡に髭でも生やして、昭和のアイドルと言われないように雰囲気を醸し出してみることにしようか(笑)。

長くなったが、何だかんだふざけながらも実は二人とも狙っていたグッドコンディションをまた狙いに行きたいと思っている。