lamia

'drawing follow the feeling'

5500Dの思い出

f:id:lamialure:20191007142607j:image秦野という神奈川の田舎に生まれ育った。

街には"忠実屋"と"ヨーカ堂"があったが、あとは田畑が広がるだけだから子どもたちの遊びはもっぱらスポーツ、それが苦手な僕は川でハヤを釣ったりして遊んでいたが、そのうちにルアーフィッシングなるものを知り、"かさや"という小さな釣具屋で買ったオモチャみたいな振り出し竿とスピニングリールを持って"震生湖"という小さな湖に通ったものだ。

子どもの足で自転車でも1時間はかかっただろうか、通っても通っても釣れなくて、それでも飽きることがなかったのは大人たちに混ざって釣りをするうちに見せてもらった"トップウォーターフィッシング"のタックルやプラグに心奪われたからかもしれない。

初めてのアンバサダーは2500C、初めてのグラスロッドはアーティスト、初めてバスを釣ったのはクリアのベビートーピードだった。

十代の終わり頃、地元のアルバイト先に"ファイブオー"が大好きな先輩がいた、スポーツザウルス社の採用試験を受け最終面接まで行ったが惜しくも落ちてしまったそうだ、ヤレたロクマルで何度も富士五湖丹沢湖に連れて行ってもらったことは忘れられない思い出だ。

その先輩の影響で更にトップウォーターの深みにはまっていった訳だが、その先輩の愛機が父親から受け継いだという5500Dで、その鮮やかなグリーンがずっと焼き付いていた。

それから二十数年経ち、ようやく手に入れた5500Dはあの日と同じ鮮やかなグリーンだった。

f:id:lamialure:20191011083427j:imageちなみにこのタックルでのファーストフィッシュは80センチはあろうかという鯉、続いて雷魚…(苦笑)、おかげでこのリールのダイレクト機構が良く理解できた(笑)。

その後、何匹かバスも釣ってようやく手に馴染んできたがダイレクト機構に慣れるにはまだまだ時間がかかりそうだ。

愛用してる人は周りにはほとんどいないが、そんな思い出もあってとても気に入ってしまい、もう何台か探しているので持て余している方がいたら是非ご連絡を下さい(出来れば茶銀)。

f:id:lamialure:20191011190400j:imageさて、いつもながらの取り留めのないブログに拍車がかかって歯止めが効かないのでひとまずこのくらいで…(笑)、しかしながら冗談は抜きに"苦笑い"してる間に何事も無く台風が過ぎ去ってもらいたいものだ。