"事実は小説よりも奇なり"とはよく言ったもので日常は遥か想像を超える。
大地震に津波、ミサイルが上空を通り過ぎ、伝染病が蔓延、俯瞰して見ればなかなか凄い時代を生きてきたものだが、お陰で何が起こっても多少のことでは驚かない程だ(苦笑)。
それでも二度目の非常事態宣言が延長され"searchlight"に続き、またも宣言下でのリリースになることには少しばかり戸惑うが、どんな状況にも適応していく人間の底力を知り、そして能天気な釣り人の笑顔にはいつも救われる。
再販の理由は幾つかあるが、このコロナ禍で新作のテストも思うように進まなかったし、こういったタイミングだからこそ日頃聞こえてくる声に応えたいとの思いから要望の多いプラグを模索、"leaf"に白羽の矢が立った。
再販にあたり決めたのはリファインするとしても"大きく印象を変えない"ということ、アクションも見た目も全く別ものという訳ではなく"何となく使いやすくなった"と思ってもらうのが狙い。
全体のシルエットを見直しウェイトを調整、パッと見て分かりやすいのはリップなどのパーツかと思うが、キャスタビリティ、水絡みが良くなり安定度が増した筈なので既にお持ちの方は比べていただくと面白いかもしれない。
今回は再販なので特に色塗りには気合いが入っている(笑)、自分なりのスパイスを効かせた癖のある色、王道、どれも本当に手間が掛かったが、その分の出来映えをどうか手にして見ていただきたい。
昨晩どうにか最後のトップコートを終え、リグ組みとスイムテストを残すのみとなった。
月末には宣言も解除されそうだし、リリースが一段落したらしばらくは作業部屋を離れてフィールドに通おうと思う、もちろん、その時は先ず真新しい"leaf"を竿先に結びたい。
