lamia

'drawing follow the feeling'

変化

f:id:lamialure:20190505114350j:image長かった連休も終わり日常が戻る。

連休の後半は釣りに行きたい気持ちをグッとこらえて作業に没頭した甲斐あって、いよいよ”naima/ネイマ”の塗装も一部のトップコートを残すのみとなった。

お陰様を持って五月中のリリースはお約束出来そうな状況、分納分としてのリリースなので前回買い逃してしまった方は是非ご検討頂ければ嬉しい。

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f:id:lamialure:20190502071017j:image次回リリースより変更点が幾つかある。

まず、新たに”かぶせ式”のオリジナルパッケージを製作。

新たなパッケージを製作するには当然ながら費用も労力もかかる、そもそもパッケージ自体かさ張るし保存に困って捨ててしまう方もいると聞くが、蓋を開ける時の”ワクワク感”を大切にしたくて、ずっと実現したかったのでこうして仕上がったものを目の前にすると喜びもひとしおだ。

主張し過ぎずプラグを引き立たせるデザイン、ラベルをデザインしてもらった”ボンドデザイン”の代表である村上氏にはこの場を借りて感謝を伝えたい。

f:id:lamialure:20190502071013j:image針に関してもまた悩みの種だった。

マスタッドで十分だという意見もわかる、安価で一定の機能も満たしていて全体の雰囲気も良くバランスが取れているが、やはり特有の荒さやバラつき、ポイントの甘さが目立つし、極端な例だと画像のようなものも混じることがある。

当然そういったものははじく訳だが、ただでさえタフになった昨今のフィールドでは作り手としてはフックを気にしない訳にはいかない…そんな気持ちからオリジナルフックの製作を目指していくつかの工場に問い合わせた。

弱小ブランド故に軽くあしらわれ、鼻で笑われることにはもう慣れっこであるが、オリジナルフックばかりはどうしても道筋が見えず、半ば諦めかけていたのが正直なところだった。

f:id:lamialure:20190506125550j:imageそんな折、縁あってご紹介頂いた”ジョンソンフック”を使用させてもらえることになった。

以前より琵琶湖遠征などでは”ジョンソンフック”に付け替えて使用しておりその実力を実感していたし、先日はショートバイトの中でも平成最後の一匹がとれたのはフックも一因だと思う。

安心感、そして何よりもその美しいフォルムが一番の採用理由、理想的なフックを使わせてもらえる運びとなり本当に嬉しい。

f:id:lamialure:20190505170050j:image最後にもう一つ、今回から…というのは少し違うかもしれないが、塗料や塗装に関しては毎リリースの度に塗り方を変えたり、新製品を試したりしている。

具体的には今回、トップコートに使うウレタンはワンランク上のものを使用した。

合わせて新たな”エアーガン”を導入。

エアブラシ、ガンなどは相談する人もいないので購入して試すしかないのが実際のところ、数えると11機になっていたが(苦笑)、今回また頼もしい相棒が増えた訳だ。

f:id:lamialure:20190508064246j:image今までは高い塗料を使えば良い塗装になると思い込んでいたが、コンプレッサーもガンも当然重要で、何より塗り方も感覚ばかりに頼っていた自分を見直して、吐出量、エアー量などを適正に調整出来ることこそが技術なんだと今更ながら気付かされた。

まだまだ未熟な技術だが、少しずつでも進歩して皆さまに喜んで頂けるよう、引き続きプラグ作りに真摯に向き合っていきたいと思う。

だらだらと長い文章になってしまい申し訳ないが、次に更新するのはリリースのご案内となる予定。

どうぞ楽しみにしていただければ幸いです。