lamia

'drawing follow the feeling'

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f:id:lamialure:20200418164542j:imageまず"torch"をベースにして210の様な定番の襟巻きを付けた。

それだけではヘッドベビーになり過ぎてしまうのでバランスを取るためテールにブレードを付けて細身のボディでは浮力が足りないのでボディをファットにし、襟巻きは上部を切り取ることで軽量化、それによって重心も下がりアクションも安定した。

それからはパーツの素材や形状をひたすら繰り返しテストしながら、同時に特殊な回避システムも幾つかイメージで製作、ワイヤーガードをつけたりフックが沿うようにボディを加工したりアイデアを絞ったが、そうした場合結局はフッキングが犠牲になることが多く、複雑なシステムは逆にトラブルの原因になることもある。

f:id:lamialure:20200418172330j:image"大事なのはシンプルさ、そして回避性能とフッキングの良さのバランス"

コンセプトを見直して構造をシンプルに、回避性能は一定のラインに留め、ワンフックでも出来るだけ魚がかかりやすいよう意識して設計し直した。

合わせて、実用性を高める為にハードな使用も考慮して2つのオリジナルパーツには高強度のステンレス材を採用、また口のカット形状も"torch"ようなアールのついたタイプでは欠けやすいのでフラットカットに修正、カップ内の形状についてもエッジを効かせずフラットな部分を残し、ようやくリリース出来るラインまで到達した。

f:id:lamialure:20200419122436j:imageワンフックでのフッキングの安心感を得る為、今回もバランスに優れた信頼の"ジョンソンフック"を採用させていただいている、ほとんどの場合それで対応出来るのだが私の場合、琵琶湖等の濃いウィードエリアのみ更に太軸のダブルフックに替えてみたり、食いが浅いかなと思った時やひたすらオープンなエリアではトレブルフックに替えることもある。

 

③に続く