lamia

'drawing follow the feeling'

開発行脚

f:id:lamialure:20220525091429j:imageだいぶ…というかもうほとんど真夏の様相、作業にも汗が滲む。

代掻きの影響も落ち着き、梅雨の走りのような曇天も多い、いよいよ皆さんお待ちかねのシーズン到来だ、この頃は特に開発に力を入れていることもあり私自身も精力的に釣り場に通っている。

今年は春先から可愛いサイズばかりでなかなかやきもきしているが、何種かある開発中のプロトが概ね好調なのでそれが救いだ。

年の初め頃から持病の首痛を拗らせてしまい冬の間はほとんど釣り場に行けなかったが、代わりに作業部屋に篭り沢山のイメージを形にすることが出来た。

もちろん、ひたすら現場至上主義ではあるが作業場でじっくり物作りに向き合う時間の大切さをあらためて認識することが出来た貴重な時間だった。

f:id:lamialure:20220531145347j:image現在製作中のスピナーテールリーフ、非常に手間と時間が掛かるので傍で作るプロト製作が良い気分転換になった。

プロトといっても直ぐ形になるもの、結局理想通りにならずに頓挫するものなど様々だが、この頃は"一番最初にイメージした理想"に近づける時間が少しずつ短くなってきた、この歳でも成長することが出来るんだなぁと少し嬉しい気持ちになる。

それでも開発には長い時間を要するが、紆余曲折を経て新しいプラグを生み出すことが出来た日は気持ちが昂ってしまい中々寝付けなくなってしまうほど、いい歳して中身はまるっきり子ども沁みたままの為人だ。

f:id:lamialure:20220525101328j:image気付けばブランドをスタートしてからあと数日で十年目を迎える、月並みだが今もプラグ作りを続けていられるのはなんと言っても応援してくれる方々のお陰でしかない。

そして何より家族あってのこと、この場を借りて心からのありがとうを伝えたい。