どうにか無事に”naima/ネイマ”のリリースを迎えることが出来た。
初めてのコラボレーション、しかもタッグを組むのは”Slowtaper”の林宗朗氏というのだから、今回も普段の自分では考えられないほど無謀で大胆な”自分の知らない自分”が心の壁を乗り越えて顔を出したんだと思う。
二つの個性が交わることで素晴らしい何かが生まれる…というのは実際は稀な話で、大抵はそれぞれの譲れない部分やある種のこだわりによって、すれ違いが生じ成立しなくなる事の方が多い。
以前にもそれに似た経験があったから尚更不安もあったが、コラボレーションにより幾つもの名作プラグを世に送り出している林宗朗氏だけあって重要なポイントは的確に指示しながらも、その上でブランドらしさを最大限に引き出し、個性を大切にしてくれた。
お陰で気負うことなくのびのびと楽しみながら製作出来たことは本当にありがたかったし、多くのターン性能に優れたプラグの中において”一石を投じる”プラグが生まれたのではないかと思う。
灯台下暗しというべきか、ポッパーのポッピングという本質を見つめ、”もっとも基本的なことも時に斬新なアイデアとなる”ということを名プロデューサーが教えてくれた気がする。
コンセプトは以前の記事を参照していただくとしてアクションなどは”Instagram”にアップしている動画を参考にして頂ければ幸いです。
テストの段階で大から小まで沢山の魚の顔を見る事が出来たけど、目の前で釣ってくれたこの一匹が今は心に強く残っている。
